エレンオルンのカレー屋開業顛末記&カレー漫画レビュー

漫画とカレー好きが高じてカレー漫画を読んでるうちにまとめたくなりました

カレー屋開業計画顛末記④間借りカレー開業シミュレーション

 さて前回間借りカレーでの開業を考えたわけだが、もう少し煮詰めてみる。

 物件は引き続き探していくがとりあえず、仕事をしながらの開業になるので土日祝だけの間借りで立川八王子周辺での駅近く、この条件で調べてみる。

 立川のダイニングバーが全日8:00〜17:00で月85000円、席は14席があった。高円寺の居酒屋が土日祝昼だけで月55000円も魅力的だが今回は近さを重視して立川での開業をシミュレートしてみよう。


 基本的に仕事があるので休みとなる木日の週2日営業となる。ランチタイムに絞るとこになるので準備と片付けを考えると、実質の営業時間は長くても10:00〜15:00くらいだろう。お試しで人を雇う訳にもいかないのでワンオペで賄える範囲となると時間6人くらいが限界か、オペレーションはメニュー内容や品目を絞る事で簡便にするとして、想定する客数は5時間✖️6人の30人となる。もちろん回転率が良くてもっと捌けるとか、軌道に乗れば人を増やして最大席数の回転を考える訳だがそのあたりはやりながら擦り合わせていけばいいだろう。さしあたりの目標としては30人、少し余裕を見て40人分の料理を準備する。


間借りなので参考値にはなるが、経営指標によると、

飲食の店舗当たりの標準売り上げは坪月20万(この間借り物件での数値なら7坪✖️20万=140万)

席数は坪数✖️1.3〜2(9〜14)

客回転率は67%

売上原価➕人件費(FLコスト69% 96.6万円)

家賃 売上の10%以下(14万円)

利益 売上の10%以上(14万円)

料金 ドリンク 原価10-15%

   料理   原価20-25%

が目安となる。


では、客40人を想定して準備をする。

間借り料85000円

告知はsns(X、Instagram)を使用。

間借りする店舗に置いてもらうチラシ1000枚(約3000円)とお店の名刺1000枚(約2000円)。

店の前に置く看板(8000円)

メニュー表 自作

お冷用プラスティックコップ20個 3000円

お冷用の水差し 2つ 4000円

ワンプレート用の皿20枚 7000円

ドリンク用のコップ20個 5000円

使い捨ておしぼり1700円

紙ナプキン+スタンド 5000円

コースター 1700円

トレイ   2000円

スプーン  6000円

フォーク  6000円

ペーパータオル 800円

レジはSTORES決済にしたいところだがひとまず現金のみにしておこう。

 

 初期投資は什器代の49000円。

 月の経費は家賃(85000円)と材料代、消耗品(おしぼり、紙ナプキン、コースター、ペーパータオルなど、およそ7000円程度)だけとなる。営業日が8日、1日40食のカレーの準備、ドリンクとして、材料代がおよそ250円✖️40食で1日10000円、ドリンクは全員頼むわけでないので初めはラッシー、オレンジジュース、コーラ、アイスコーヒーあたりを少なめに用意して材料代1500円。

 

月々の経費

家賃85000円

消耗品7000円

材料代11500×8日=92000円

交通費12000円

総計 196000円

となる。 約20万円だ。


減価率からカレーは25%として250円✖️4で売価1000円。

ドリンクは減価率15%として、売価500円

8日全て稼働して満席だった場合で4人に一人はドリンクを頼んでくれた場合、

8日×1000料理販売価格×40食+8日×10食×500ドリンク販売価格=360000となるが、満席は無理なので経営指標の回転率=67%を目安とすると24万円が売り上げとなる。(実際は席数に余裕はあるので正確な回転率ではない)

この場合利益は4万円。まずはここを目標としよう。

 仮に週休2日で週5日、月22日働いた場合。単純計算で月10万円の利益となる。流石に本業としてやってはいけないが、本業となれば稼働時間もメニュー数も変わる。

 

 今回の目的は、主にオペレーションの確認とお客さんの反応を見ることだ。お店舗までの仕込みをした食材の搬入、継続して営業時間にお客さんに料理を提供できるか、複数メニューが可能か、トッピング、ドリンクまで手が回るか、導入、注文、提供、会計、片付け、洗い物等がスムーズに行えるか、集客はどうか、食べたお客さんの感想、反応はというところなので適正利益についてはまた考えればいいと思う。

 というわけで、概算に概算を重ねたものだが、間借りカレー開業のシミュレーションができた。

 

 次はソフト面についてだ。