エレンオルンのカレー屋開業顛末記&カレー漫画レビュー

漫画とカレー好きが高じてカレー漫画を読んでるうちにまとめたくなりました

カレー屋開業計画顛末記①

 カレー漫画の話をしていた中で突然だがカレー屋を開業したいと思う。いや、正確にはカレー屋開業を朧げに考え始めたので、カレー関連の本レシピ、ブログ、食べ歩き記録、カレー屋開業記、カレー漫画を読むようになり、折角だからブログにしようと書いていた、というのが正しい。

 

 仕事をしているので老後の副業として、などと考えていたのだが、現状できなくはないという見込みなのでどう転ぶかわからないが顛末を記していこうと思う。したがって今後、このブログは開業準備が進んでいくとその顛末が、進んでいないときはカレー漫画の話をすることになります。ご了解ください。

 

 さて、まず仕事で食品衛生管理の資格を持っているので、老後に飲食をやれるのではという話が出たのがきっかけだった。老後にカフェをやろうという同業者の話も聞く。まあ、こうしてどう見ても採算が取れない素人カフェが誕生しては潰れてるのだろう。中高年の趣味、蕎麦打ちや漬物作りの豪華版だ。

 一見趣味と実益を兼ねるお得な趣味に見えるのだが、ろくに下調べをせずに立ち上げるので赤字経営のまま数年後に貯金を食い潰して廃業する。よく聞く話ではある。知り合いにもこういう顛末のお店をやった人がいる。しかし、自分の店を開くというのは言わば趣味の到達点なので憧れる気持ちはわかる。

 客の来ない喫茶店で、学生バイトに「こんなにお客さん来ないと潰れちゃいますよ!」とか言われながらこだわりのコーヒーをいれる個人店カフェ。まあ浪漫だ。ちょっとやってみたい。

 だが、僕はコーヒーも紅茶も特に興味がない。しかし、せっかく資格があるのだから活かしてみたいというのも人情だ。死ぬほど働いたセカンドライフに半ば趣味の飲食店でぼちぼち働くくらいは夢見てもいいんじゃないだろうか。

 カフェがダメなら飲食店はどうだろう。幸いにというか料理は趣味で作っているし、男の料理好きが一度は通るスパイスカレーの道も通ってきた。子供が産まれてスパイスよりも甘いカレーを好むようになったのでしばらく遠ざかっていたがレシピノートも残っている。カレー屋というのはどうだろう?

 初めはそんな思いつきだった。


 少し真面目に考えてみる。

 こんな事を考えるくらいなので僕自身カレーは好きだし、作るし、食べにも行く。都内に住んでいたときはカレー食べ歩きブログなんかで美味しい店舗を探しに行ったりもしていた。西多摩に引っ越してからはそもそも近所にカレー屋がない事を嘆いていたくらいだ。

 うちの近くには7店舗しかカレー屋がなくて、そのうち4店舗は現地の人がやっているインドネパール系、1店舗はCoCo壱、残り2店舗が創作カレーだ。都内の100名店とかだと違うのかもしれないが、地方のインドネパール系はそもそもチェーンかと思うくらい似た系統のメニューで、そこまで違いがわからない。ごくたまにならいいが、あまり進んで食べに行きたいとは思わない。CoCo壱は美味いがそろそろ中年には重いし、頻繁に食べたいほどではない。そこで創作系スパイスカレーやカフェのカレーを探すことになる。自分の好みから考えても、やるとしたら欧風カレーか創作スパイスカレーだ。

 どちらにしてもカレー屋は大体の店舗で、メニュー数はそんなに多くなく4-5種類、トッピングが数種で、後はドリンク。飲み物はセルフサービスで、食器もワンプレートの場合もある。調理の手間、食材の在庫管理、食品ロス、皿洗いなんかを考えても比較的運営しやすそうに見える。自分のようなカレー好きは一定数いるわけで、ラーメンマニアには負けるが需要は比較的安定してありそうだ。勿論飲食店は厳しいので売りがなければダメだとは思う。しかし、考える余地はありほうだ。


 実際調べてみても、メニュー数の少なさ、作り置きが可能な点、回転率の高さあたりから参入障壁は低い飲食店の一つらしい。ラーメン、うどん、カレーが代表だそうだ。まあ、普通に考えて地中海料理とかよりはニーズがあり、町中華なんかと比べたら作る品目は少ない。その代わりライバルは多いわけだが。


 カレー屋、いいかもしれない。

 これがきっかけだった。